歯周病による顎関節症の特徴は、歯周病の状態によって多少の違いがあります。
*両側の奥歯が歯周病で無い場合
両側の奥歯が歯周病で無くなり、入れ歯を入れないで、そのままの状態が長くつづくと下顎が後ろに移動して、相対的に噛み合わせが深くなることがあります。その後、入れ歯を作っても、噛み合わせを改善しないで入れ歯を作ってしまうと、噛み合わせの深さは変わりません。噛合せが全体に深いので、噛合せた時に、下の前歯が上の前歯で覆われて、見えなくなっています。この場合には、両顎の痛み、肩こり、偏頭痛などの症状が出る場合があります。
*片側の奥歯が歯周病で無いかグラグラしている場合
片側の奥歯が歯周病で無くなるか、グラグラして噛めない場合、片側のみで噛む習慣がつきますので、そのうち、噛まない時でも、その不自然な位置が保たれるようになり、顎関節に無理な力がかかり始め、顎関節症の症状が出てくるときがあります。また、噛み合わせた時に、上下の真ん中の歯の正中線が、左右どちらかにずれている場合があります。 この場合には、顎の雑音、痛み、肩こり、偏頭痛などの症状が出る場合があります。
*全体の歯が歯周病でグラグラしている場合
全体の歯が歯周病でグラグラして、噛むところが無くなってくると、自分自身で定まった噛み合わせが決めにくく、どこで噛んだらいいのか、わからなくなっている場合があります。この場合には、両顎の痛み、肩こり、偏頭痛などの症状が出る場合があり、症状が進むと情緒不安定になるなどの症状が出ることもあります。

