顎関節の説明

顎関節部の拡大図.jpg
顎関節は、耳の穴の前にあります。この部分に指をあてて、口を開け閉めすると、関節の動きが分かると思います。

顎関節は、下顎頭(下顎骨の一番後ろの部分で情報に突き出ている)と頭蓋骨の下面にある下顎窩・関節隆起が作る関節で、下顎頭が関節の軸の役目をし、下顎窩・関節隆起が軸受けの役目をしています。

顎関節症の主な症状

顎関節症の主な症状には、


●口を開けようとすると顎が痛い

●顎を動かす時に音がする

●口が大きく開かない

●顎が閉じない

●急に噛み合せが合わなくなった

の5つがありますが、これらがいくつか重なっている場合もあります。

その他、顎関節症の症状には、頭痛、首や肩の痛み、肩こり、耳の痛み、耳鳴り、舌の痛み、目の疲れ、味覚異常、お口の乾燥なども起きる場合があります。

口を開けようとすると顎が痛い

もっとも多いご相談は、「口を開けようとすると顎が痛い」とうものです。痛むところは、耳の前の顎関節のあたりが多く、頬やこめかみの筋肉に痛みが出ることもあります。ものを食べるとき、大きく開けたお口を閉じるときに痛むという場合もあり、顎を動かす時に痛むというのが特徴です。

顎を動かす時に音がする

顎を動かす時に、カクンカクンという音がするという方は、実は、たくさんいます。顎に何の自覚症状もない人を対象にした関節音の調査では、約40%近い人たちに音があることが分かっています。

 

気を付けなくてはならないのは、音が変化していく場合です。最初は小さな音だったのが、大きくなってくる、痛みを伴うようになってくる、ひっかかる感じがするようになる、顎の位置が変わってきたなどを実感した場合は、要注意です。

口が大きく開かない

口を開けるときに痛みを伴うという場合は、痛みが出ないようにお口の周りの筋肉が無意識のうちに動きを抑えてしまい、口が開きにくくなります。また、関節の軸の動きを制限するような組織の変形が起きることでも、開口が制限されるようになります。

顎が閉じない

よくいう、顎が外れた状態は「顎関節脱臼」とよび、顎関節症とは区別します。

関節の中に急激に液体が増えてしまったときにも、顎を途中までしか閉じることができなくなります。これは、急性顎関節炎という病気です。顎関節症でも液体がたまることはありますが、ゆっくりと慢性的にたまるので、顎を多少は閉じることができます。

急に噛み合せが合わなくなった

顎関節や筋肉に問題が起きると、顎の動きが変わるため、上下の歯を噛み合わせたときに、歯の噛みあう面(咬合面)の接触位置も変化します。